「駐車場ありますか」と聞かれる前に、書いておく
自分にとって当たり前の場所ほど、説明を書き忘れます。駐車場と行き方は、その代表格です。
「知っていて当たり前」ほど、書かれていない
毎日その場所に立っている店主にとって、駐車場の場所も、路地の入り方も、体で覚えている情報です。わざわざ書くという発想が浮かびにくいのは自然なことです。
でも初めて来るお客さまは逆です。地図アプリがピンを指した場所に着いても、駐車場がどこか分からず一周してしまう。細い路地の入り口が分かりにくく、通り過ぎてしまう。そういう小さなつまずきが、来店前の最後の壁になります。
電話で「駐車場ありますか」「どこから入ればいいですか」とよく聞かれるなら、それはホームページに書くべき情報が今そこにない、というサインです。
最低限、埋めておきたい3つ
ひとつ、駐車場の有無。専用駐車場があるなら台数、無ければ近くの提携駐車場やコインパーキング名を1〜2個。「駐車場なし」と正直に書くだけでも、来店前に調べ直す手間がお客さまから消えます。
ふたつ、目印になるもの。「〇〇銀行の角を曲がる」「1階が花屋のビル」など、住所より体感的に伝わる説明です。地図が読み慣れていない人ほど、この一文に助けられます。
みっつ、車以外での来方。最寄り駅やバス停からの徒歩分数、自転車の置き場所。車で来ない客層が一定数いるお店では、こちらの方が実は重要なこともあります。
地図を埋め込むだけでは、まだ半分
GoogleマップをそのままHPに貼れば十分、と思われがちですが、地図はあくまで「点の場所」を示すだけです。駐車場の入り口がどちら側か、一方通行で回り込む必要があるか、といった手前の情報までは教えてくれません。
地図の下に、2〜3行の文章で「車の場合」「電車の場合」を書き添える。これだけで、地図だけでは伝わらない部分を補えます。作る手間はわずかですが、効果は電話の減り方で分かります。
書かなくていい場合も、正直にあります
駅前や繁華街の立地で、そもそも車で来る客がほとんどいないお店であれば、駐車場の説明に力を入れる必要はありません。無理に項目を作るより、実際によく聞かれることに合わせるのが一番です。
迷ったら、この1週間で来た問い合わせや電話を思い出してみてください。行き方を聞かれた回数が、書くべきかどうかの答えになります。
この記事のまとめ
- 店主には当たり前の場所ほど、説明が抜け落ちやすい
- 駐車場の有無・目印・車以外の来方の3つが最低限
- 地図の埋め込みだけでは「手前の情報」が伝わらない
- 車で来る客がほぼいないなら、無理に書く必要はない